矯正治療

歯周病と矯正治療、一見関連のない疾患・治療と思いがちです。しかし、両者が密接に結びつくこともあります。小樽熊澤歯科クリニックで歯周病の治療の流れのなかで、矯正治療を取り入れてよい結果を得られた患者さんもいます。その症例をごらんいただきたいと思います。

患者さんの初診時のお口の中の写真です。歯と歯茎の境に汚れが見られます。また前歯に隙間があったり、下の歯の歯並びが悪いのがお分かりいただけると思います。歯周病の典型的な口腔内といえます。

この方のレントゲン写真です。歯を支えている骨の高さが、低くなっています。これは、歯周病による炎症のために、歯を支える骨が吸収してしまっているために起こります。歯周病の恐い所は、このような状態になっても患者さん自身が痛みを感じたりすることがほとんど無いことです。そのため、歯科医院受診がどうしても遅くないがちなのです。

まず、一般的な歯周病の治療を行いました。患者さんのブラッシング、歯科衛生士・歯科医師による治療により、炎症は落ち着いてきました。一見前歯が長くなり、歯茎がやせてしまったように見えます。しかし、これが歯周病の炎症を抑えたと時に現れる、その方の現在の歯を支える骨にとっては最適な状態なのです。でも、健康な歯茎が得られても見た目が悪いのは、望ましくは無いですよね。そのためこの方は矯正治療を選択しました。

歯周病治療の効果をより高めるため、抗生剤による歯周治療も併用しました。この治療法は、最近歯科会で話題になっている方法で、患者さんによっては非常に良い結果が得られます。同時期に下の前歯の歯並びを直すこととしました。きれいな歯並びにすれば、見た目はもちろんのこと、その後の歯ブラシもしやすくなり、歯周病の再発を防げます。

初診時と、治療が一段楽ついた時の写真です。歯並びも良くなり歯茎の色も健康なピンク色になりました。

全体的な歯並びを比べた写真です。口元全体がきれいになっていると思いませんか?矯正治療によりきれいな歯並びにすることはお口の中の見た目を良くするだけでなく、機能的にも良い状態を作ることができます。この症例をみて、私も以前から歯並びが気になっていた。大人なのでもう無理とあきらめていた。そんな方は、ぜひ担当の先生に相談してみてください。小樽熊澤歯科クリニックの矯正専門医が相談に乗ります。